bbking

米国南部の黒人の間から自然に生まれた、彼らの心の叫びとも言える音楽がブルースです。

現在では人種に関係なく愛されている音楽スタイルですが、それを長期間数多くのステージで演奏しているアーティストがいます。

ブルースの申し子とも言えるブルースマン、B.B.キングです。

 

B.B.キングは人生がそのままブルース

1925年に米国のミシシッピ州で生まれた黒人少年「ライリー・B・キング」が、後の偉大な現役ブルースギタリスト、B.B.キングです。

場所柄もあり、彼の祖父は実際に奴隷として農場で働いていたそうです。彼も大規模な農場(プランテーション)で働いていました。

そして若くして両親を失い(父は失踪、母は病死)一人で生きていくしか道がなかった彼は、12歳の頃に初めてギターを手にします。

 

その後は、仲間とゴスペルのグループを結成して教会で演奏するようになります。

その後、ゴスペルよりもブルースを歌うほうが小遣いを稼げることに気づいた彼は、ブルースマンとしての道を選びます。

いきなりブルースのアーティストになることは簡単ではありません。彼は最初にラジオの人気DJとなり、その勢いでレコードを録音できるまでになりました。

結局、1952年にレコード(スリー・オクロック・ブルース)が大ヒットして、やっとブルースミュージシャンとして独立できました。

 

B.B.キング的なスタイルとは?

彼のマネージャーの勧めもあり、積極的にテレビにも出演しました。

そして各種のチャリティー活動や「ブルース親善大使」としてロシアやアフリカへの演奏旅行などもこなしました。

多数のイベントに参加しながらも、年間300回以上のライブ活動を継続したことが今日の人気の原動力です。

演奏スタイルに付いては、他のブルースミュージシャンの影響を受けていた初期の時代を除き、独自のスタイルを築いて以降はそのスタイルを貫きました。

 

教会でゴスペルを歌っていた時代があるため、その歌声は強力な武器となっています。

これは他のブルースマンとは異なる特徴の1つです。また典型的なブルースソングばかりではなく、都会的なセンスを感じさせる曲を演奏する点なども特徴です。

そしてギタープレイに付いては、強力で絞り込むようなチョーキング(ベンディング)テクニックを効果的に使用する独自のスタイルです。

この独特な演奏テクニックは、これまでも多数のギタリストが模倣してきたものです。それでも本家本元の演奏からは強烈な印象を受けます。

 

最後まで現役ブルースマンの道を行く

4月のはじめには脱水症状を起こして緊急入院とのニュースが流れたようです。

もともと20年前から糖尿病による脱水症状に苦しんでいたようです。それでも2014年には年間で70公演をこなしたそうです。

最後まで現役を貫き通す意志を持っていることは明白です。現在では体調を考えて椅子に座って演奏しているB.B.キングですが、最後はベッドに寝たままでもステージに上がりそうな気がします。

B.B.キング、ブルースの歴史とともに歩んできた現役ブルースマン

投稿ナビゲーション